GXtest Generator チュートリアル
GXtest による自動化を開始するには、KB の自動化と同様に、プロジェクトの初期設定が必要です。
GeneXus (X Evolution 1 以降)用の GXtest Generator の拡張機能を使用して、GeneXus から KB および GXtest を使用する際に便利です。
GXtest Generator は、テストケースの自動生成および GXtest 用の作業環境の初期設定など、GXtest によるテストの自動化を助けます。
GeneXus にインストールする GXtest Extension がない場合、GXtest インストールガイドの手順 3 または GeneXus marketplace からダウンロードしてください。
このチュートリアルを行うには、(インストールガイドを確認するために)GXtest Designer をインストールする必要があります。
GeneXus の例として、<[AjaxSample] KB を用意しています。
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手順 1:自動初期設定
GeneXus を開くと、GXtest という名前の新しいメニューに [テストケースを自動生成] という項目が表示されます。 このメニューオプションは、GXtest Generator の自動生成ウィンドウを開きます。
KB に関連するテスト情報が表示され、処理を開始するための [テストを生成] ボタンが有効になります。
テストケースの生成を開始する前に、拡張機能を提供するオプションを設定することができます(詳しくは、 自動化されたテストケースの生成:GXtest Generator ユーザーズマニュアル#オプション設定)。 なお、既定のオプションが設定されています。
また、生成されたオブジェクトの特定のセットを選択することができます。
自動生成の処理を開始するボタンをクリックすると、画面に進行状況が表示されます。
処理が完了すると、GXtest でプロジェクトが作成され、対応するKBで作成され、自動的に生成されたテストケースがすべてインポートされます。
自動生成されたテストケースは、2 種類のテストをカバーしています:
- すべてのトランザクションについて、生成、検索、視覚化、更新、および削除のエンティティについてテストするための、テストケースが生成されます。
たとえば、KB に Product トランザクションがあり、テストケースのセットには次のようなワークフローが自動的に生成されます:
- すべての Web パネルは自己生成されません (*) 。
すべてのボタンを押すのはもちろん、編集可能なすべてのフィールドに生成された値を挿入する基本的なテストケースが生成されます。
(*) 自己生成された Web パネルは GeneXus によって生成されます。この概念の例として、プロンプトおよび WorkWith パターンの画面を挙げることができます。
テストの自動生成に関するその他の情報については、GXtest Generator ユーザーズマニュアルを参照してください。
手順 2:生成されたテストの実行
自動生成が完了したら、テストケースが生成されたかどうかだけでなく、GXtest Designer でプロジェクトを確認することもできます。
GXtest Designer を開いてから、[プロジェクト] -> [プロジェクトを開く] と選択して、生成されたプロジェクトを選択します。
このプロジェクトには、KB の名前に接尾語「_Auto」が付いています。
たとえば AjaxSample KB の場合、自動生成されたプロジェクトの名前は AjaxSample_Auto になります。
インポートされたテストケースと同様に生成されたテストケースは右側のツリーに表示されます。
GeneXus で実行を開始すると、すべて自動的に生成されます。
例で使用されている KB (AjaxSample) には、生成されたテストのエンティティとして、City、Client、Country、および Project があります。
これらのエンティティのそれぞれは、メインのテストケース(City など)として作成され、サブのテストケースとしてほかの操作("作成":City_Insert、"削除":City_Delete など)が実行されます。はじめにメインのテストが実施され、次にサブのテストが実施されます。この例では、City のテストケースが次のように示されています:作成、検索、視覚化、変更、および削除。
テストを実行するには、テストケースを開いて、ツールバーにある実行ボタン (または Shift + F5) をクリックします。
そのアクションは、ブラウザーを開くことでトリガーされます。これはテストの定義に含まれているアクションの実行が開始されるのと同じです。
下図は、GXtest でテスト結果がどのように表示されるかを示しています:
手順 3:データの追加または更新
新規テストケースを作成
これ以降、GXtest の作業環境が初期化されますが、新しいテストケースの追加または既存のテストケースを流用することができます。
たとえば、新しい商品、新しいクライアント、クライアントおよび商品用の請求書をそれぞれ順番に作成し、最後にクライアントを削除するような複雑なテストケースを作成するとします。
複雑なテストケースを生成する必要がある場合は、自動的に生成されたテストケースの各手順を再利用することができ、単一のテストケースに含めることができます。
これを実行するには、[テストケース]-> [新規] と選択し、新規テストケースを作成します。次に、テストケースの名前 (「Billing」など) を入力します。
生成済みのテストケースを追加し、「Billing」の中で使う場合は、オブジェクトバーから新しい空白のテストケースにテストケースをドラッグします。
新しいテストケースに含めるテストケースを選択するためのポップアップウィンドウが表示されます。Client_Insert のフィルタタイプでは、グリッドで選択された状態で表示されます。残りのテストケース (Product_Insert など) についても同じ手順を実行します。
最後に、それらのテストケースをエッジで接続し、例で示されているようなワークフローを完成させます。
完了です!テストケースを実行するための設定が完了しました。
習得方法
GXtest の使用開始で用意されているチュートリアルを行うと、プロジェクトが完成し、ブラウザーから記録することでテストケースを作成することができるようになっています。