Difference between revisions of "GXtest Generator - テスト深度"
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=== オプション === | === オプション === | ||
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* Minimum | * Minimum | ||
* Basic | * Basic | ||
* Basic_with_rules | * Basic_with_rules | ||
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* Valid_and_invalid | * Valid_and_invalid | ||
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=== Minimum === | === Minimum === | ||
分析されたエンティティの編集可能な各フィールドに対して 1 つの値のみが生成されます。値はランダムに生成され、辞書またはアプリケーションデータベースから取得されます。 | 分析されたエンティティの編集可能な各フィールドに対して 1 つの値のみが生成されます。値はランダムに生成され、辞書またはアプリケーションデータベースから取得されます。 | ||
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=== Basic === | === Basic === | ||
| − | + | フィールドの境界の値に基づき、各フィールドに対して有効な値のセットを生成します。 | |
たとえば、Numeric(4) フィールドには、次の値を生成することができます：183, 0, 1, 9999 | たとえば、Numeric(4) フィールドには、次の値を生成することができます：183, 0, 1, 9999 | ||
| + | 値の生成ロジックは [境界値分析] の技法に基づきます。 | ||
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| + | Basic と同じですが、従来は、分析されたオブジェクトの GeneXus ルールに基づいて、境界の値も含まれています。たとえば、ユーザーが入力した年齢が 120 以上であった場合にエラーを発生させるなどの Age フィールドに関するエラールールがある場合、GXtest Generator はテストに最適な境界値として 119 という数値を選択します。 | ||
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| + | 現在、分析/サポートされるルールは、静的な値との比較を行う次のようなルールです。 | ||
* error() - Numeric 項目属性の比較に依存してエラーが発生する場合 | * error() - Numeric 項目属性の比較に依存してエラーが発生する場合 | ||
| + | * error() - 文字列の長さが数値よりも長いか短いときにエラーが発生する場合 | ||
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| + | この設定は、特にユーザーが離散値のセットの中から入力を 1 つだけ選択できるフィールドに適用されます。最も端的な例はコンボボックスです。コンボボックスでは、予め定義された限定的なセットの中からユーザーがオプションを 1 つ選択できます。"All discrete values" の設定が選択されている場合、GXtest Generator は、コンボボックス内に表示されるすべてのオプション (一部の値だけを選択するのではなく) をテストケースに含めます。 | ||
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| + | === Valid and invalid === | ||
| + | (GXtest 3.0 以降でサポート) | ||
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| + | アプリケーションの正常なフロー (「グリーンフロー」) を実行するテストに加えて、GXtest Generator は異なる条件やシステムエラーを検出するフロー (「レッドフロー」) を実行するテストケースも作成します。このテストケースでは、フォームの入力の検証と関連付けられたエラーメッセージが正しく表示されるかどうかを確認します。 | ||
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| + | このテストケースには次のような手順が含まれます。 | ||
| + | * すべての入力に有効なデータを入力する。 | ||
| + | * 入力フィールドに関連付けられたエラールールごとに： | ||
| + | ** 無効な値を入力する。 | ||
| + | ** 表示されたメッセージがエラールールと一致しているかどうかを確認する。 | ||
| + | ** 有効な値を入力する。 | ||
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| + | たとえば、Age フィールドについて次のようなエラールールがあるとします： | ||
| + | error("The age must be lower than 120") if Age>=120; | ||
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| + | テストケースではまず最初に Age フィールドに 120 (以上) の値が入力されます (FillInput コマンド)。次に、エラーメッセージが画面に表示されるかどうかの確認が行われます (VerifyControlValidation コマンド)。 | ||
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| + | したがって、GXtest Generator はテストケース内に以下のコマンドを記述します。 | ||
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| + | FillInput(Age, 120) | ||
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| + | VerifyControlValidation("The age must be lower than 120", Error) | ||
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| + | FillInput(Age, 20) | ||
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| + | 始めの 2 つのコマンドはエラーの検証を行います。3 つ目のコマンドは、確認したいフィールドが他にもある場合、このフィールドのエラーが他のエラーメッセージおよび検証の妨げにならないように、編集可能なフィールドに正しい値を入力します。 | ||
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| + | エラー結果を判定するための複雑なロジックがエラールールに含まれている場合 (プロシージャーを呼び出す場合など)、コマンドは GXtest Generator が作成しますが、使用する値はユーザー/テスト担当者が入力する必要があります。これは、複雑なロジックや動的に生成されるデータに依存するこれらの入力の正しい値または無効な値が GXtest には分からない場合があるからです。しかし、テスト担当者にはケースごとの最適な入力値が分かります。したがって、GXtest がコマンドを生成し、ユーザーはデータの入力のみ行います。 | ||
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| − | + | GXtest Generator が指定できないデータは、関連付けられたデータプールで簡単に特定できます。該当するデータには "無効な値をここに入力" および "有効な値をここに入力" という値が示されています。 | |
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Latest revision as of 20:14, 29 May 2015
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テスト深度オプションでは、生成されたテストケースが持つデータの複雑さを指定します。生成されたデータプールの行番号は、この設定により異なります。
Contents |
オプション
- Minimum
- Basic
- Basic_with_rules
- All_discrete_values
- Valid_and_invalid
このページの以下のセクションで、各設定について説明します。
Minimum
分析されたエンティティの編集可能な各フィールドに対して 1 つの値のみが生成されます。値はランダムに生成され、辞書またはアプリケーションデータベースから取得されます。
Basic
フィールドの境界の値に基づき、各フィールドに対して有効な値のセットを生成します。 たとえば、Numeric(4) フィールドには、次の値を生成することができます：183, 0, 1, 9999 値の生成ロジックは [境界値分析] の技法に基づきます。
Basic with rules
Basic と同じですが、従来は、分析されたオブジェクトの GeneXus ルールに基づいて、境界の値も含まれています。たとえば、ユーザーが入力した年齢が 120 以上であった場合にエラーを発生させるなどの Age フィールドに関するエラールールがある場合、GXtest Generator はテストに最適な境界値として 119 という数値を選択します。
現在、分析/サポートされるルールは、静的な値との比較を行う次のようなルールです。
- error() - Numeric 項目属性の比較に依存してエラーが発生する場合
- error() - 文字列の長さが数値よりも長いか短いときにエラーが発生する場合
All discrete values
(GXtest 3.0 以降でサポート)
この設定は、特にユーザーが離散値のセットの中から入力を 1 つだけ選択できるフィールドに適用されます。最も端的な例はコンボボックスです。コンボボックスでは、予め定義された限定的なセットの中からユーザーがオプションを 1 つ選択できます。"All discrete values" の設定が選択されている場合、GXtest Generator は、コンボボックス内に表示されるすべてのオプション (一部の値だけを選択するのではなく) をテストケースに含めます。
Valid and invalid
(GXtest 3.0 以降でサポート)
アプリケーションの正常なフロー (「グリーンフロー」) を実行するテストに加えて、GXtest Generator は異なる条件やシステムエラーを検出するフロー (「レッドフロー」) を実行するテストケースも作成します。このテストケースでは、フォームの入力の検証と関連付けられたエラーメッセージが正しく表示されるかどうかを確認します。
このテストケースには次のような手順が含まれます。
- すべての入力に有効なデータを入力する。
- 入力フィールドに関連付けられたエラールールごとに：
- 無効な値を入力する。
- 表示されたメッセージがエラールールと一致しているかどうかを確認する。
- 有効な値を入力する。
たとえば、Age フィールドについて次のようなエラールールがあるとします： error("The age must be lower than 120") if Age>=120;
テストケースではまず最初に Age フィールドに 120 (以上) の値が入力されます (FillInput コマンド)。次に、エラーメッセージが画面に表示されるかどうかの確認が行われます (VerifyControlValidation コマンド)。
したがって、GXtest Generator はテストケース内に以下のコマンドを記述します。
FillInput(Age, 120)
VerifyControlValidation("The age must be lower than 120", Error)
FillInput(Age, 20)
始めの 2 つのコマンドはエラーの検証を行います。3 つ目のコマンドは、確認したいフィールドが他にもある場合、このフィールドのエラーが他のエラーメッセージおよび検証の妨げにならないように、編集可能なフィールドに正しい値を入力します。
エラー結果を判定するための複雑なロジックがエラールールに含まれている場合 (プロシージャーを呼び出す場合など)、コマンドは GXtest Generator が作成しますが、使用する値はユーザー/テスト担当者が入力する必要があります。これは、複雑なロジックや動的に生成されるデータに依存するこれらの入力の正しい値または無効な値が GXtest には分からない場合があるからです。しかし、テスト担当者にはケースごとの最適な入力値が分かります。したがって、GXtest がコマンドを生成し、ユーザーはデータの入力のみ行います。
GXtest Generator が指定できないデータは、関連付けられたデータプールで簡単に特定できます。該当するデータには "無効な値をここに入力" および "有効な値をここに入力" という値が示されています。
