データプールの使用
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7.データプールの使用
データプールはテストケースで使用されるデータのセットです。たとえば、システムに 100 名の新規顧客を登録したい場合、顧客名、ID 番号、および電話番号を含む「Client」という名前のデータプールを作成することができます。アプリケーションに値を追加するためにデータプールを使用するテストケースを作成する場合、テストケースは実行されるたびに、データプールからデータの異なる部分を使用します。データプールとテストケースの作成および使用方法については、 「データプールを使用するテストケースの作成」 を参照してください。
データプールは GXtest のテストでデータを処理する際に使用されます。アプリケーションにデータを登録するだけでなく、実行されるアクションを選択するためにアプリケーションの予想される結果の検証も行います。
データプールに関連付けられているコマンド
コマンドの大半は、データプールからパラメーターを取得しますが、次のデータプール用の特定のコマンドがあります:
- DPNext:データプールの次の行に移動するために使用します。データプールの使用を開始する前に、必ずデータプール名を指定して DPNext を使用する必要があります。
- DPReset:データプールの先頭に戻るために使用します。
- DPCompare:別の値でデータプールから値を比較するために使用される検証タイプのコマンドです。
データの範囲
データプールの重要な概念は、データプールに格納されているデータの範囲 (Scope) または階層構造です。データの範囲には「グローバル」と「テストケース」の 2 種類があります。たとえば次のようなデータプールを持つことができます:
Scope | Name | Password |
---|---|---|
Global | pepe | pepe |
Case A | juan | juan |
データプールに特定のデータが割り当てられていないテストケース内のデータプールを使用する場合、グローバルデータ(例では pepe)を使用することができます。それでもなお、特定のデータをテストケースに割り当てる場合は、そのデータを使用します。 前述のデータプールで示すとおり、テストケース内でシステムにアクセスするための異なる名前とパスワードを使用する必要があることを覚えておいてください。また、この例のようにユーザー登録用のデータプールを作成することができます。テストケースの大半はユーザー名 pepe とパスワード pepe を使用し、1つのテストケース (Case A) のみユーザー名 juan と パスワード juan を使用しているとします。この問題を解決するには、グローバルデータとしてユーザー名 pepe とパスワード pepe を登録し、Case A 固有のデータとして、ユーザ名 juan とパスワード juan を登録する必要があります。 テストケース Case B でこのデータプールを使用する場合、グローバルの値である pepe、pepe が返されますが、Case A でこのデータプールを使用する場合、値 juan、juan が返されます。
重要:テストケース用にデータプールに N データがある場合、N+1 のイテレーション (反復) を実行し、データプールはデータの最初の部分から再開されます。 |
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関連データ (SETID) の使用
通常、テストケースの設計を考える場合、概念的にとらえ、テストケースで使用するデータについて考えるはずです。多くの場合、異なるデータセットは関連があります。たとえば、「国」とそれに対応する「都市」などです。 たとえば、「国」をテストするとしましょう。概念的に定義されたテストケースがある場合、次のデータセットでアプリケーションを実行することができます:
- Set 1:Country:Uruguay、City:Salto、Paisandu、Montevideo、および Atlantida
- Set 2:Country:Argentina、City:Rosario、Bariloche、 Buenos Aires および Victoria
In this case it you need to tell GXtest that you are using a dataset in different yet related datapools and not using only one datapool.
このような場合、1 つのデータプールを使用するのではなく、関連する異なるデータセットを使用することを GXtest に通知する必要があります。 これは SETID と呼ばれるセット識別子を使用することで実行することができます。 この投稿 では、この種のデータプールの使用方法の例を示しています (スペイン語での提供となります)。
これは単に 2 つのデータプールを作成することで実行できます。1 つは「Country」もう 1 つは「City」という名前のデータプールで、これらのオリジナルのデータに「SETID」と呼ばれる列が追加されています。関連するデータセットを追加する際、「Country」および「City」のデータプールのそれぞれの行に関連するデータセットの識別子を「SETID」列に追加するだけです。次の形式に従う必要があります:
マスターデータプール:Country - SETID の識別子は次のように指定します:1、2、3...
関連データプール:City - SETID はマスター識別子に "."(ピリオド) を付けた別の識別子として次のように指定します:1.1、1.2、1.3、1.4、2.1、2.2、2.3、3.1...
これを実行することで、次のようなデータのデータプールを取得することができるようになります:
Country | Cities | ||
---|---|---|---|
SETID | Country Name | SETID | City Name |
1 | Uruguay | 1.1 | Montevideo |
2 | Argentina | 1.2 | Salto |
3 | Brasil | 1.3 | Paysandú |
1.4 | Canelones | ||
2.1 | Buenos Aires | ||
2.2 | Rosario | ||
2.3 | Bariloche | ||
3.1 | Sao Paulo |
次に、「Country」データプールで DPNext コマンドを使用する場合、セット識別子 (SETID) によってデータプールは識別されます。