GXtest Daemon ユーザーズマニュアル
GXtest Manager を使用すると、テストケースのセットを実行するタスクをスケジュールできます。GXtest Executor と GXtest Daemon の各コンポーネントにより、実行の柔軟性が向上します。Executor は、テストを実際に実行して結果をデータベースに記録するエンジンです。このコンポーネントでは、インスタンスを複数に分散することもできます。Daemon は、GXtest Manager を個々の Executor と通信できるようにするコンポーネントです。
通常は GXtest Manager と同じマシンに Windows サービスとしてインストールしますが、これは強制ではありません。Daemon は、データベースにアクセスできるように正しく構成する必要があります (接続文字列および認証情報)。
このコンポーネントは、実行するタスクを確認 (データベースを 30 秒間隔で監視) します。実行待機中のタスクがある場合、対応する Executor を Daemon が呼び出して、Daemon と同じ接続文字列を渡します。このため、データベースへのアクセスに関する設定が変更されるたびに各 Executor を構成する必要はなくなります。代わりに、この作業が一元的に行われます。
サービスの開始
このサービスはマシンを起動するたびに自動的に開始します。 サービスを手動で開始するには、次の手順に従います:
- [コンピューター] を右クリックして [管理] を選択します
- 左側のツリーで [サービスとアプリケーション] > [サービス] の順に選択します
- 「GXtest Daemon」サービスを探し、右クリックして [開始] を選択します
設定
このコンポーネントでは、インストール時に GXtest Manager に指定した設定と同じ設定がデータベースへの接続に使用されます。設定を変更する必要がある場合は、インストールディレクトリー (通常は C:\Program Files\Abstracta\GXtest Daemon または C:\ProgramFiles (x86) \Abstracta\GXtest Daemon) にある GXtestDaemon.exe.config ファイルで設定できます。
例:
<connectionStrings>
<add name="GxTest.Daemon.Properties.Settings.GXtestConnectionString" connectionString="Data Source=ABSTRACTA00\SQLEXPRESS;
Initial Catalog=GXtest; Persist Security Info=True;User ID=sa; Password=sa1234" providerName="System.Data.SqlClient" />
</connectionStrings>
ログの表示
GXtest Daemon のログメッセージを確認するには、次の手順で Windows の [イベント ビューアー] を開きます:
- [コンピューター] を右クリックして [管理] を選択します
- 左側のツリーで [イベント ビューアー (ローカル)] > [Windows ログ] > [アプリケーション] の順に選択します
ここで GXtest Daemon のログを確認できます。